斎藤一人の不幸は勘違いからはじまる
不幸な人は勘違いをしている
はい、おはようございます。
100回、聞いて下さいというお話です。ベーシックな話を100回、聞いて下さいね。
勘違いから人は不幸になっている事があるんだよって事です。
勘違いはこんな勘違い、あんな勘違いっていうのを2、3話します。
たまになんですけど、ひとりさんファンが集まるお店っているのがあるんだけど、そこにへ来てくれて本当にごく稀なんだけど、
「どうもひとりさんの本、読んだんだけどちょっと救われないんです。どうしたらいいでしょう?」
という相談があるんですけど、ファンの集まるお店っていうのは、ひとりさんの本を読んで救われちゃって大好きになっちゃったっていう人がファンなんで、救われてないって事自体がファンになる必要がないんです。
それは、救ってくれる人を探せばいいんです。そういう本を探せばいいって事だけなんです。
だけど、本だから救われないけれど、もし本当にその人に会ったら、もしかしてひとりさんに会ったらもっと自分を救ってくれるんじゃないかと思うけど。
本物は本以上だと思っちゃだめだよ。
本ていうは、その人の最高の物が出ているんです。
だから、それ以上の物にあったら、すごい事が知っているんじゃないかとか、よく芸能の本でもそうよ、なんでも会ったら本以上じゃないかと思うけど、だいたい本が最高なんです。
だから、本で救われたいなら会っても救われないよ。
本当にこれあの、書いてる私が言っているんだから間違いないよ。本てね、本当に最高なの、その人の。
ただそれ以上、望んでも駄目だよという事ね。これも勘違いじゃないかなという話なんだけど、今日のはなしは、その事じゃないんだよ。
人を許すのは自分のため
今日のはなしは何ですか?といった時、実はですね、よく不幸な人は人を許せない人が多いんですよ。
私が「人を許しな」っていうと、
「私どうしても、あの人が許せないんです。あの人の事を思うと夜も寝られないんです。ご飯が喉を痞えちゃって、ご飯も食べれないんです」
っていう人がいるんだけれど、嫌な人間がいたら会わないようにすればいいのね。
それで、昔の事とか色んな事で、
「自分はあの人が許せません。私はあの人にこう言われたんです。こんなひどい事を言ってたんです」
っていうけど、はっきり言うけど、相手はその事、覚えてないよ。
それから、あなたが寝られない程、相手の事恨んでも、絶対、相手の人は寝ているよ。
それから、もう1つ。
「こんな事いったのに相手は謝りにも来ない」
絶対に来ないよ、だって言ったことすら忘れてるもん。
それから、あなたが自分はね、「悔しくて物も食べれない」。
相手は絶対食べてるよ。本当に美味しくご飯、食べてるよ。
言った事すら覚えていないの。
人間て、相手は四六時中自分の事を考えている。
あなたは自分が言われたから悔しくて、本当は相手の事考えているんじゃないんだよ、自分の事考えている。
人間って四六時中だいたい、自分の事、考えている。
本当に、アフリカで100万人が死者が出たって言ってるより、自分の奥歯が痛い時は、その奥歯の事ばっかり考えているんだよ。
下手すると自分がどうやって美しく見えるかしらって、100万人死んでいる事ニュースで見てたって、自分のにきび、ここの顔にできたにきび、どうなのかしらって、自分の事しか考えていないんだよ。
分かるかい?それで、嫌いな人を許してあげな。
許せないっていう事は自分が、人が1回生まれるのに仏教でいうと何万年もかかるっていうんだよね。人間ってやっと生まれてくるの。
やっともらった命で何十年、100年生きる人もいるんだけど、いつか必ず死ぬじゃない。
この大切な1日とか、半日でも嫌な人の事を考えているって事は、その人に自分の1日を捧げているのと同じなんだよ。
1年間、許せないって事は、大切な1年間をその人に捧げているのと同じなんだよ。
嫌いな人間に捧げる必要ってあるんだろうか?
嫌いな人間に1時間でも捧げる必要があるんだったら、その間、楽しい事を考えたら、楽しい人生だったんだよね。
嫌な思いをさせられた上に、あなたは大切な1日とか1年を、へたすると10年恨んでいるって人もいるの。
10年恨んで、恨んで、恨みぬいている人いるけど、絶対に相手はあなたの事、覚えてないよ。
顔も覚えているよ、か分からないよ。よぉ!とか言うけど、自分が意地悪した事すら覚えてないよ。
人って自分の事、善人だと思っているんだよ。
あんたが恨んでいる相手は、「俺もな、人が良くて駄目だよ」とか平気で言っているんだよ。本気でそう思っているの。
だからよしなって、人を許すっていうのは相手の為じゃない、自分の為なの。相手にはなんの効力もないの。
あのね、本当に100万人にひとりか1億人にひとりぐらいか分からないけど、相手の事、かかって呪って呪い殺すとかっていうのは、歴史上あったけど、歴史にだってたまにしかでてこないの。
普通の人間が相手の事恨むと、相手には届かないけど、自分だけ届くんだよ、近くにいるから。
恨んだそれが全部自分の身体が調子が悪くなって出てきて、嫌な思いをさせられる、その人間を恨む、恨んで恨んで恨みぬくと、1年でも2年でも嫌な人間に自分の大切な人生を捧げて、その上身体が具合が悪くなる。
相手じゃないよ、寝られないあんただよ。寝てる相手が具合が悪くなる訳がないの。
物も食べられない程、恨んでいるあんたの胃腸がおかしくなる事があっても、毎日ご飯、笑いながら食べている相手は、絶対に胃腸も何も悪くならないよ。
だから、よしなって言うのね。
人を許し、自分も許す
それからもう1つ。
自分を許しなさい。
「自分のこういう所が嫌いなんです」
「こういうのが出来ないんです」
「これが出来ないんです、あれが出来ないんです」
って色んな事いうけど、人間っていうのは、うっかりしている動物で、しっかりしている動物じゃないの。
偉そうな先生をみてたら、親が「あんたしっかりしなさい、ここはこうでしょ!」って言っているけど、あんたが苦手な分は、その人、しっかりしているか分からないけど、その人だって苦手な事いっぱいあるの。
立派な事いっているけど、本当は親だって学校の先生だって、みんなうっかりしているの。
平気で忘れ物したり、物忘れもあるしね、だらしない所があったり、そんなもんなの。
だから、人っていうのはね、うっかりした生き物なの。
そのうっかりを楽しみながら、俺だけじゃない、あの人偉そうな事いってるけど相手だって、きっとね、だらしない所いっぱいあってさ。そういうもんなんだよ。
そんなもん楽しみながら生きていくしかないよ。
自分をちゃんと許して、自分が幸せに生きた時、笑顔が自分からこう溢れ出てさ、それでみんなが幸せになっていくもんだと思っているのね。
だから、過去に辛い事があった、今あるかもわかんない。でも言っている奴もたいしたもんじゃないの。
だって相手が本当に立派な人間だったら、あんたの事、傷つける事しないもん。
本当にね、口うるさい親が本当に立派な人だったら、あんまり口うるさい事、言わないもん。
あんたもだらしないかもしれないけど、世間もだらしないんだよ。
みんなそんなもんでさ、寄り添って生きてるのが人生だと思っているから、今日から嫌いな人間に1時間でも捧げたくないんだ、幸せになろうねっていう事です。
このはなし、ぜひ100回、聞いて下さいね。
よろしくお願いします。
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