斎藤一人の好き嫌いの正義
好き嫌いで物事は動く
はい、おはようございます。
一人さんの独り言のコーナーです。
好き嫌いの正義という事ですけれども、このテープを入れるのに、随分時間がかかりました。
話しが自分でまとめられないんですよ。
それで、解る人にだけ解って欲しいという事なんです。
解ろうが解るまいがそうなんだ、という事なんです。
誰かが誰かを好きになると、私が誰かを好きなんだ、とかありますよね。
「誰かが好き」という事なんですけど、あなたが誰を好きだろうが関係ないんです。
あなたがどれくらい好かれているかが問題なんです。
あなたが誰に惚れていようが、そんな事は大した問題ではないんです。
あなたに惚れている人が何人いるかが問題なんです。
そういう正義なんです。
なので、うちが笑顔にしなきゃいけないよとか色々言っているのは、笑顔の方が好かれるからなんです。
何人から好かれるかという事で、全てが違うんです。
江戸時代とかは、本当に家柄の時代だったんです。
何でもかんでも、将軍の子供に生まれれば何とかなっちゃったんです。
もう、鼻垂らしてでも何でも何とかなっちゃったんですよ。
そういう時代なんです。
次は、性格なんか悪かろうが良かろうが、帝大出ているとか洋行帰りだとか言うと、何とか生きていけたんです。
日常生活、皮肉とか言っていても良かったんです。
21世紀は、そうじゃないんです。
どのくらいあなたが好かれているかと言う事なんです。
だから、同じ営業に行く、営業じゃなくても・・・だけど営業が解りやすいから営業で話すんですけど。
同じ営業に行くと、同じ生命保険入って金額同じならば、「あの人が毎日来るのは嫌だな」とか、「毎月あの人の顔見るの嫌だな」とか。
「だったらこっちの人の方が毎月来てくれた方がいいな」とか。
もっと好かれれば、「毎週来ないかな?」とか思ったりすると、人まで紹介してくれます。
この結果は何なのかと言うと、好かれているか嫌われているかにかかってくるんです、と言う事なんです。
会社なんかでもそうなんです。
昔は、いい学校出ていて何年かいると、段々出世したりしていました。
けれど今は、嫌われていると部下が言う事を聞いてくれないんです。
この人の為に働いてあげようとか、この人を男にしてあげようとか、この人女にしてあげようとか、色々ありますよね。
それで人間というのは頑張るようになっているんです。
これも好き嫌いの事なんです。
実はこういうのは、当たり前に始まってきているんです。
例えば、うちが毎日パワーというのを出すんですけれど、毎日パワーが発売されるとうちがお客様に売る権利というも何%あるかと言うと、実は0なんです。
0%なんです。
買うか買わないかと言うのは、お客様が100%なんです。
100対0なんです。
なので嫌われたら絶対に買ってもらえないんです。
買ってもらえないんです。
なので、お店やっていてブスっとしていて、お客さんが来てニコっとしたりして「いらっしゃいませ」とか、お客さんだからニコっとするって言うんですが、毎日お客さんはお店の前を通っているんです。
ブスっとしている顔も見ているんですよ。
だから来てからニコッとしたくらいでは遅いんです。
もう好かれていないんです。
サラリーマンだろうが何だろうが、好き嫌いで物事は動く。
芸能人を見ていて「あんな下手くそな芸じゃ、どうしようもないな」とか言っているけれど、あなたよりファン多いです。
何百人いる、あなたの事大好きな人何百人もいるかい?
人の事をけなしているけれど、自分のファンを調べてごらん。
本当だったら、女房だって腹立てているかもわかんないんだよ。
実態をよく調べなければいけない。
本当に好き嫌いの正義が始まってしまうんです。
嫌われている人は、非常に何やってもダメなんです。
よく、お説教などで正しい事を一生懸命言っているんです。
子供は聞いていないんだよ。子供でも・・・みんなそうだよ。
好きでもない人が立派な事を言ったって余計ムカッとするんです、人間は。
本当ですよ。
誰かにやってみて下さい。
自分が嫌われている人の所に行って偉そうなお説教なんかしたら、益々腹を立てられるから。
「立派な話でした」なんて言ってくれる事なんかないですよ、という事が大切なんです。
嫌な事に挑戦しなければ成功はない
話しが始まるのはこれからです。
うちの社長たちというのは10人いるんですけど、何で10人しかお弟子さんをとらないかと言うと、その10人は私の事が好きなんです。
基本がそうなんです。
それで好きだから、好きな人の言う事は聞こうという気になるんです。わかりますか。
正しい事を言っているから聞くんじゃないんです。
好きな人が言うかどうかなんです。
ここに一点かかっているんです。
そうすると例えば、薬屋さんという職業があるとします、何でも良いんですけど。
ちょっと薬屋さんを対象に出してしまってすみません。
化粧品屋さんでも何でも良いんです。
例えばうちの仕事をしたい、それから全く仕事と関係ない相談事がきます。
相談事が来た時、いい解決方法をもらいにくるんですよ、みんな悩んでいるから。
ところがいい解決方法というのは自分も良くて、みんなが良くて本当にハッピーになるような答えを求めてくるんです。
ところがそうではないんです。
「人間好きな事をやって頑張ってごらん」なんて言うのは、20歳前のお兄さんお姉さんに、やった事ない人に言う事なんです。
それが30歳とか、35歳だ40歳まできたら、好きな事はもうやっているんです。
簡単に言うと、それで上手くいかないんです。
なので次に私たちが言う事というのは、「あなたがやりたくない事」なんです。
本当にそうなんです。
ブスっとしている人はブスっとしていたいんです。
本当は笑いたくないんです。
ずっと怒っているような事言ったって、人生このままいけるんだったら後何年かしたら死んでしまうんだから、笑いたくないんです。
笑いたかったら笑っているんですから。
やりたくない事なんです。
やりたくない事をやらなきゃならないんです。
景気悪いんです、まずお金かからないんだからニコニコしなさい、という話なんですよね。
でもニコニコしたくないんです。
こうやってポスティングしたら凄い成功した人がいるよって、ポスティングやりたくないんです。
十分解るんです。
やりたくないんです。
本当に電話帳やなんかで出してて、1ヶ月1,000個以上売っている人がいるんですよ。
教えてもやらないんです。
理由は簡単なんです、やりたくないんです。
やりたくないんです。
新聞チラシこういうの入れるといいですよって言ってもやらないんです。
例えば、毎日パワー予約どりするといいですよ、とか言うと予約とりたくないんですよ。
やれって言っているんではないんですよ。
「予約とれる」とか紙に書いて貼っておくと、本当に売れてるよってみんなが売れているよって言っても、いい事言ってもやらないんです。
やりたくないんです。
やりたくない事は全部やらない、やりたい事は今までやってきたんですよね。
それでうまくいかないんです、問題は。
人間て、ある程度大人になって来たら改良する時というのは、病気なんですって言ったら、好きな物バンバン食べて病気になったんです。
嫌いな物バンバン食べて病気になったって、私は聞いた事ないです。
好きな物バンバン食べているのであれば、その好きな物食べるの少しやめなさいって。
それから、「体には良いけど味は悪いかもわからない、これも食べな」とか言って大概、改良する時というのは、好きな事を控えて嫌な事をやらなきゃならないんです。
わかりますか。
それしか手がないんです。
ところが嫌な事をさせるって、大変なんです。
私も自信がないんです。
でもどうやら私の周りについて来てくれる人は、私の事が大好きだから、好きな人と一緒にいたり話したりしていれば楽しいから、聞くんじゃないかという事でこれも好き嫌いで。
大社長の事大嫌いですって言う人は絶対聞かないですよ。
聞かなくていいんですよ、別に。
いいんだけど人間と言うのは知らない間に好き嫌いで生きているんです。
その時、好きな人がお師匠さんになってくれたりすると、「そうだよな、このままいったら自滅してしまうもんな」と。
好きな物たらふく食べて甘い物たらふく食べて糖尿病になってしまって、このままいったら死んでしまうからなって、病気ですよね。
だけど、商売だってそうなんです。
自分がやりたくない事は全部やらないでずっといたら、段々左前になってきてしまって。
世間のせいにするのも何するのもいいですよ、病気だって。
私より甘い物食べていても元気な人はいる、とか。色々あるんです。
昔鹿島の剣道の先生で、甘い物大好きで羊羹とかバクバク食べていて、朝から剣道の先生だからやっていて病気にも何にもならなかったんです。
一緒になって奥さんも食べていたら糖尿病になってしまったという人がいたんですけど・・・。
それでも健康な人と言うのは、よく聞くと何かやっていたりするんです。
何かやっているんです。
何か改良しないと、どうしようもないんです。
言っても言ってもやらない人っているんです。
ただ私は好かれていないんだなとしか思えないんです、自分たちが。
なので、指導のしようもないんです。
正しい事言ったら聞いてくれるんじゃないんです。
自分もこのままではダメだなっていう事も知っているんです。
だけど変えたくないんです。
でも変えなきゃどうしようもないんです。
変えないでずっと行くならいいんです。
成功している時はいいんです、変えないで。
でも、改良するという事は好きな事やめてちょっと嫌な事をやってみるかな・・・嫌な事は実は嫌な事ではないんだという話を一生懸命するんです。
笑顔にしていると人相が良くなるんですよ。
笑顔にしなさいと言ってもしないんです。
商人は本当は笑顔にすれば良いんだよって言われたら、「はい!」ってやればそんな事言う必要ないんですよ。
でもやりたくないんですよ、みんな。
やりたくないのにやらせるというのは、「実はね・・・」という説明がいるんです。
「ここに第三の目があって・・・」って、第三の目まで持ち出さないと商人がにっこりしないというのも、凄い話だなと思いますよ、私は。
だけど、前のテープ聞いてもらえば解るんだけど、人相が良いとどうなるとか、噛んで含めるように言うんです。
本当はそんなのいらないんです。
一言でいいんです。
だって一言だと言う事聞くのに、10言100言言ったって聞かないんです。
だから色々な方向で言っているんです。
これって何ですかっていった時、自分たちが何かをしようと思った時、今まで何もやった事ない人だったら「まず好きな事をやってごらん、それで道を見つけようよ」
でも同じ事を10年もやっていて行き詰っている人が、更に好きな事を考えても無理です。
その次は、「これじゃいけないな、自分の考え方に間違えていた点があったんではないか。直そうじゃないか。」
それと、10,000円のお金を得る為には10,000円の苦労があるんです。
当たり前なんです。
100,000円稼ぐには100,000円の苦労があるんです。
本当に下世話で申し訳ないんだけれど、女の人がいて・・・。
仕事って大変です、当たり前ですよね。
仕事も何にもしないでお金もらうんだったら、愛人かなんかになってしまいなさい。
わかりますか。
愛人か何かになってしまった方がいいですよ。
それは愛人という職業があるんだと思って。
私はお巡りさんではないから、いちいち良いか悪いかは知りませんよ。
それだって何かしているんですよね、その人が。
はたから見たら悪かもわからないけど、何かしているんですよ。
愛人って仕事だよね、という事になった時。
例えば、これは昔した話なんですけど、昔私はいい男だったんでね、今はちょっとね・・・。問題が出てきてしまったんですが。
その時相手に話をした時に、愛人になるとすると幾らくらい欲しいんだろうかと、考えたんです。
じゃあ50万だとすると、私の愛人だと20万にしかならないよ、と言ったんです、なぜかというと私はいい男だから。
50万欲しいと言うと、多くなればなるほど嫌な事は付きまとうんです。
わかりますか。
いや、実は100万円欲しいってなれば、相当ひどい変態かもわからないです。
本当にそうなんですよ。
そんなものなんですよ、仕事というのはそういうものなんです。
お金をたくさん稼ぐという事は、それだけ大変な事がつきまとうんです。
それで私が最終的に言ったのは、今の時代ならこの不景気に、愛人持とうって言うのが少ないし、50万やろうっていうのも少ないし。
大体、モテないから愛人なんか持とうとするんだから、見栄えは悪いです。
金持っていて、見栄え悪くて、少し変態掛かっていたら探すのも大変です。
実はそんなにいないんです、そんな人探している内に年をとってしまいますから。
だったら何かほかの事をした方がいいと、話したんです。
私は、常に仕事というのはそういうものだとわかってもらいたいんです。
何でも、何でも大変なんです。
自分が好きな事をしてと言うのは、子供に言う事なんです。
子供って社会に出て何もやりたがらないから、兎に角あなたの好きな事をやってごらんと、とりあえずプールの中にでもなんでも突っ込んでしまうしかないんです。
とりあえず社会の中に落っことした第一歩みたいなものが、人間好きな事をやりなってそこから始まるんです。
だけどしばらくそれをやっていて、ずっと30歳になっても40歳になってもそういう事を言っていてはダメです。
大社長の波動をいただいて・・・私の波動で商売が何とかなんだって小包にして送りますから。
そんな事より自分の所を見回して、
「これじゃいけないんだ!何か変えよう」
と、何か変えるってなんですかと言うと、じっとやりたくない事でも、人が自分で考えて当たるか当たらないかわからないものだって一生懸命挑戦した人がいるんです。
そういうのも仲間がいるんです。
うちのパーティーって、フラダンス踊ったりしているんです、男の人が化粧して。
そこまでやった仲なんです。
だからみんなが、これで当たったよって気持ち良く提供してくれているんです。
やれば当たると解っている事でさえ、これはやりたくありませんと言っているけれど、本当にそれで何とかなると思っているんですか。
1度、相談しあいましょう。
以上で終わります。
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