斎藤一人の商いの話1
はい、おはようございます。
ひとりさんの独り言のコーナーです。
今日はですね、商いの話をします。
商いの話
これがですね、あまりにも間違いが多いんですよ。
うちの仕事をしている人でもね、世間の人でも、商いの意味知っていますかって言うと、飽きずに頑張るってことですよねって言うんですよ、みなさんそれは知っているんですよ。
ところがそれが間違いなんですよ。
何ですかって言った時、商いって言うのは、商人ってのは相手のことを思って商売するもんなんですよ。
あんたがいくら飽きなくても、客が飽きているんですよ。
商いとは、客がその店に飽きないようにすると言うことなんですよ。
それを、客がいないのに細々と頑張りましょうってあんたがいくら、飽きなくても客が飽きてるんですよ、商いにならないんですよ。
商いとは、客を飽きさせないこと
本当にこう、自分のお店を見たときにですね、いつ来ても古い貼り紙が貼ってあったりね。
そういうんじゃなくて、1週間前に来た人が今来ても、もう一回来れるんですよ。
一ヶ月に一回来た人がもう嫌になっちゃうような店じゃないの、半年間も全然変わらないでね、店が古くて、そこに古い親父がいて。
古いのがいけないんじゃないんですよ。
問題はね、商いとは、飽きさせないという意味なんですよ、わかりましたか?
自分のことを言ってちゃしょうがないんですよ、お客さんサイドの話をしているんですよ、お客さんが飽きないということなんですよ、わかりますよね?
それと、もう一つの意味は、秋がないんですよ。
どういうことですかっていうと、細々と頑張っています、畑かなんかを耕しているならいいよ、秋になれば実りがあるんですよ。
米実るよね、商いには秋がないんですよ、細々とやってたら、畑が実ったらそんなこと絶対にないんですよ。
その代わり、商人は上手くやれば、毎日が収穫なんですよ、毎日収穫ができるんですよ。
待ってたら、秋になって米が実りましたら、そう言うことはないです。
だから、この我々も商いと言うのは、お客が飽きないようにする。
お客さんさえ飽きないようにしてくれれば、毎日が収穫なんですよ。
それが、お客に飽きられているのに、商いは飽きないで頑張りましょうって何を言ってるんだ。
そういう独りよがりなことを言われたら困るんですよ。
我々には収穫の秋は無いんです、その代わり毎日が収穫なんです。
ただし、お客に飽きられちゃったら無理ですよ。十年経っても実りは無いですよ。待ってるだけだったら三十年経っても、不作が三十年も続かないんですよ。
市場が始まってからね、たまに不作はあるんですよ、三十年の不作なんて無いんです。
商売は、十年の不作なんて当たり前ですよ。それはなんですかって言うと、お客さんに飽きられちゃうんです。
だから、飽きられちゃうんだってことをしっかり覚えてください。
それで、お店を見渡してください。
自分の顔を見てください。
自分の笑顔が飽きられちゃう笑顔かどうか、そこをしっかり見定めて、お店の中、顔、商品、説明、全てにおいて飽きられないようにする。
ということで、商いの話終わります。
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